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その不調、筋肉の“コリの芯”が原因かも? ― 筋硬結とトリガーポイントから読み解くカラダの痛み

  • 執筆者の写真: titangym2023
    titangym2023
  • 2月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:3月5日

「慢性的な肩こり」「なかなか取れない腰痛」「原因がはっきりしない体のだるさ」。


こうした不調の背景には、筋肉の中にできる“硬いしこり”のような状態が関係していることがあります。これを筋硬結と呼びます。筋硬結は、筋肉の一部が過剰に収縮し続けることで生まれ、やがて痛みの発信源となるトリガーポイントを形成することがあります。


Eye-level view of a chiropractic treatment room with an adjustment table
筋硬結の形成とそのメカニズム

筋硬結はなぜ起こるのか

筋肉は本来、収縮と弛緩を繰り返すことで血流を保ち、正常に働くようにできています。しかし次のような状況が続くと、筋肉の一部が弛緩できなくなります。

  • 長時間の同じ姿勢

  • 過度な筋肉の使用(オーバーユース)

  • 姿勢の乱れ

  • ストレスや自律神経の影響

こうした負荷が続くと、筋繊維の一部が**持続的に収縮した状態(筋スパズム)**になります。筋スパズムが起こると、その部分の血管が圧迫されて血流が低下し、筋肉内に酸素不足や代謝産物の蓄積が起こります。

この状態が続くと、

  • 筋肉内の循環障害

  • 発痛物質の蓄積

  • 局所的な炎症反応

などが生じ、筋肉内に**硬く触れる部分(筋硬結)**が形成されます。


筋スパズムと筋浮腫の関係

筋肉の循環が悪くなると、組織内に水分が滞留することがあります。これが**筋浮腫(筋肉内のむくみ)**です。

筋浮腫が起こると、

  • 筋肉の柔軟性が低下

  • 神経への圧迫

  • 痛みの増幅

が起こりやすくなります。

つまり、

筋スパズム → 血流低下 → 筋浮腫 → 筋硬結 → トリガーポイント

という悪循環が生まれ、痛みが慢性化してしまうのです。


トリガーポイントとは

トリガーポイントとは、押すと痛みがあり、離れた場所に関連痛を引き起こす筋肉内の過敏点です。

例えば、

  • 首の筋肉 → 頭痛

  • 肩の筋肉 → 腕のしびれ

  • お尻の筋肉 → 足の痛み

など、痛みの場所と原因が一致しないことが多いのが特徴です。そのため、単に痛い場所を押すだけでは改善しないケースも少なくありません。




トリガーポイント整体による施術

トリガーポイント整体では、痛みの出ている場所だけでなく、筋肉の連動や関連痛パターンを考えながら原因となる筋肉を特定します。

施術の基本的な流れは次の通りです。

1. 触診による筋硬結の特定

筋肉の走行や張力を確認しながら、筋硬結やトリガーポイントを見つけます。

2. 持続圧によるリリース

トリガーポイントに対して適切な圧を持続的に加える手技を行います。これにより

  • 筋スパズムの緩和

  • 局所循環の回復

  • 神経の興奮の鎮静

が起こり、筋肉が徐々に弛緩していきます。

3. 筋膜と筋連鎖の調整

トリガーポイントは単独ではなく、**筋膜のつながり(筋連鎖)**の中で形成されることが多いため、関連する筋肉にもアプローチします。


不調の本当の原因を探ることが大切

慢性的な痛みや不調は、「姿勢が悪いから」「年齢のせい」だけで説明できないことも多くあります。

実際には、**筋肉の中にできた小さなトラブル(筋硬結やトリガーポイント)**が、長く続く不調の原因になっているケースも少なくありません。

もし、

  • マッサージしてもすぐ戻る

  • 病院では異常なしと言われた

  • 慢性的なコリや痛みが続く

このような状態がある場合は、筋肉の深部にあるトリガーポイントが関係している可能性があります。

体の声に耳を傾けながら、筋肉の状態を整えていくことが、慢性的な不調の改善につながる一歩になるかもしれません。

 
 
 

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